2015年06月23日

京都夜間動物救急センター

本日は、京都夜間動物救急センター夜のご案内です。
以前にもお知らせしましたが、正式なパンフレットが出来ましたので掲載したいと思います。

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当院からは、院長・岡先生・春日部先生が月1回くらいで診察当番に行きます。
夜間緊急の際は、夜間動物救急センターTEL075−693−9912 
(21:30〜2:00)
おかけ間違いの無いように、お電話下さい。

京都中央動物病院より
posted by Dr at 11:09| Comment(0) | 日記

2015年06月22日

膿皮症とは?

膿皮症とは、細菌感染に起因する皮膚炎であり、ワンちゃんで高確率で分離されるのが、Staphylococcus pseudintermediusというブドウ球菌です。この細菌は、特定の部位(顎、指間、腹部、肛門周囲、鼻孔、口腔粘膜)のみに存在するといわれます。鼻腔や肛門周囲に感染した細菌がグリーミング(舐める)行為やそう痒時の(噛む)行為で拡散されるため、鼠径部、腋下部、指間部、皮膚の皺などで最もよく症状が見られます。

膿皮症は、細菌の感染している深さによって「表在性膿皮症」「浅在性膿皮症」「深在性膿皮症」に分けられます。
「表在性膿皮症」とは、毛包とその近くの表皮が侵されています。ワンちゃんではよく見られますが、ネコちゃんでは稀です。「丘疹」、「痂疲」、「鱗屑」、「表皮小環」、「膿疱」、「紅斑」のうち一つ、または二つ以上が多発性、全身性に見られます。そして、その中心部は色素沈着が見られることがあります。痒みに関しては、全くないものから激しいものまで様々です。

「浅在性膿皮症」とは、短毛種に多く見られる毛包炎であり、毛包を中心として丘疹が見られ、軽度から重度の痒みを示します。

「深在性膿皮症」は、細菌感染などが、皮膚の基底膜を超えて、真皮に入り込み、時には皮下織に及んでしまいます。赤色や紫色の盛り上がった結節の形成と、血液や膿を含んだ液体の排出が特徴です。組織の壊死が起こることもあり、再発を繰り返します。重症になると治癒が難しく、全身が衰弱してしまう場合もあります。
毛包虫症、副腎皮質機能亢進症及び甲状腺機能低下症などの基礎疾患を併発している事もあので、注意が必要です。

治療法としては、全身的な抗生物質の投与です。皮膚のターンオーバーは3週間かかるので、最低でも4週間(ターンオーバーする3週間+さらに治癒してからダメ押し1週間)は投薬が必要です。
また補助的にシャンプー療法もより効果的です。頻度としては週に1〜2回です。シャンプーも殺菌効果のあるものが良いので、当院にある薬用シャンプーを推奨します。
深在性の場合は、毛刈りを行った後でシャンプーを行い、さらに抗生物質を含んだ温水に全身をつけておいたりします。

痒がって夜も寝られないとかわいそうですし、治療も大変です。そうならないために、高温多湿の環境は避ける事、細目にシャンプーをしてあげる事、皮膚のバリア機能を保つサプリメントを併用するなどして皮膚を良い状態に保つことが大切です。
これからますます気温も上がってきますので、ご注意ください。

京都中央動物病院
文責 獣医師 山口 雅士
posted by Dr at 16:45| Comment(0) | 日記

2015年06月11日

耳の中のダニ

こんにちは、今回は耳に生息するダニであるミミヒゼンダニについてお知らせしたいと思います。
ミミヒゼンダニ感染症はイヌやネコの耳道に寄生し、外耳炎を発生させる疾患です。
稀にではありますが皮膚病変を起こすこともあります。
ミミヒゼンダニは雌雄存在し、雌が540マイクロメートル雄が410マイクロメートルです。
とても肉眼で見える大きさではありませんね。
実物の顕微鏡写真↓
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症状としては耳をかいたり頭をしきりに振るなどの仕草がみられ、耳周辺に掻傷痕や脱毛が形成されてきます。そして、耳道内に臭いの強い炎症産物が認められるようになります。
診断としては耳鏡で耳の中を観察し、耳垢を顕微鏡で検査します。
治療としましては、耳道内の洗浄・消毒と駆虫薬の使用が必要となってきます。

ご自宅のワンちゃんネコちゃんで耳をかゆがるような仕草を多く見かけましたら是非一度ご相談頂ければと思います。

京都中央動物病院
文責 松野成泰
posted by Dr at 14:55| Comment(0) | 日記