2015年10月19日

「SFTSをご存じですか?」

SFTSとは重症熱性血小板減少症と言う人間の病気の略です。
SFTSウイルスを保有しているフタトゲチマダニという名前のマダニに噛まれることで感染します。
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マダニは森や林だけでなく、公園や河川敷などの草に生息しているので、犬の散歩に行かずとも、庭の草刈り、ハイキングでも感染することがありえます。

なぜ近年このSFTSが注目されるようになったか、それは人間の死亡例が報告されたからです。
大きく知られてはいませんが、実は2015年の今年までで44名の死亡例があります。

予防は長袖長ズボンで噛まれないようにすることですが、そもそも住環境にマダニを寄せ付けないためには、ペットのマダニ対策も重要になってきます。
スポットタイプ・内服薬・おやつタイプなどありますので、人間やペットが草むらに行かなくても予防することをお勧め致します。

京都中央動物病院
文責;春日部美穂
posted by Dr at 13:25| Comment(0) | 日記

2015年10月03日

猫の脱毛

前回のブログでは、膿皮症について記載させて頂きました。
主に、ワンちゃんについての内容だったと思いますので、今回はネコちゃんに焦点を当てていきたいと思います。

ネコちゃんの脱毛はときどき精神的要因が考えられます。
精神的要因というのは、例えば、家の近所で工事があり工事の音が継続しているとか、正月とかで普段は居ない親戚の方が大勢家に来たとかで、精神的ストレスで過剰にグリーミングをしてしまうことです。
ネコちゃんの舌は、ザラザラしているために、過剰にグリーミングすることで、皮膚にダメージを与えてしまい脱毛が見られるようになります。
このような過剰なグリーミングの場合は腹部や腰部に認められ、始めは薄くなったり切れ毛だったりし、最終的に脱毛が見られる事が多いです。
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過剰なグリーミングによる脱毛が見られた場合は、精神的要因になるような環境が無いかどうか確認してみて下さい。
しかし過剰なグリーミングによる脱毛は精神的要因の他にも、単純に怪我をした場合やノミアレルギーや食事アレルギーなどでもおこりますし、膀胱炎になって腹部の違和感から過剰に舐めるようになることもありますので注意が必要です。
ホルモン病が原因であったり、皮膚糸状菌症というカビでも脱毛を生じることもあります。
ノミアレルギーはノミ駆虫とアレルギー治療してあげれば脱毛は治りますし、食事アレルギーは低アレルギーのフードに変更することで改善できます。
ほとんどのケースが治療で治りますので、脱毛が見られた際は、まずは、病院に来院して頂き、ノミの駆虫や食事の変更、皮膚の検査等を相談させて頂けたらと思います。

京都中央動物病院
文責 獣医師 山口 雅士
posted by Dr at 13:30| Comment(0) | 日記