2015年11月14日

皮膚糸状菌について

こんにちは。
今回は人獣共通の皮膚感染症である皮膚糸状菌についてお伝えしたいと思います。

この疾患は好角質性真菌による感染症です。
外貌としては発赤、脱毛、痂皮形成が一部または全身で認められます。
特に仔犬、仔猫、免疫不全の動物、長毛種の猫で発生率が高いといわれています。
外貌としては他の皮膚疾患と類似しているため、鑑別のための検査が必要となります。
検査としましては真菌培養や直接顕微鏡による同定があります。

真菌培養
真菌培養.JPG

治療は主に内服薬、外用薬、シャンプーによる洗浄があり、その子の状態と相談しながら決めていきます。
また、人への感染が危惧されるため飼育環境や自身の生活環境の清掃の徹底も重要となります。
もし、飼われている子に上記の様な皮膚が見られましたら一度ご相談いただければと思います。

京都中央動物病院
文責 松野成泰
posted by Dr at 13:52| Comment(0) | 日記