2017年11月07日

眼科専門外来がついにスタートしました。

10月21日から月に1回の眼科専門外来が始まりました。
初日は多くの患者様に御来院いただき、様々な目の病気のワンちゃんや猫ちゃんの診療をさせて頂きました。
これからも目の病気に悩んでいる動物たちを少しでも多く守れるように、精一杯診療させて頂きます。

また、定期的に動物の眼科に関するコラムを執筆させて頂きますので、お時間がある時に気軽に読んで頂けると幸いです。

初回は「ワンちゃんの物の見え方について」です。
よく飼い主様に「うちの子はどれくらい見えているの?」、「どんな見え方をしているの?」と聞かれることがあります。動物の目の病気でも、視力を脅かす病気は数多くありますので、物の見え方を知ることは病気を知る上でとても大切です。

実は…ワンちゃんの目はあまり良くありません!
まず赤色を緑色や青色と区別することができません。つまり赤色が黄色や緑色に見えています。他の色も見えますが鮮やかには見えないとされています。しかし、暗いところでは人よりもよく見えています。
犬の視野は240度と言われており、人よりもかなり広いです。しかし両目で立体的に見える範囲は60度と狭いため、距離感をつかむ事が苦手とされています。
また、近くにあるものは、はっきり見えますが遠くのものはぼやけてしまいます。つまり犬は、近視でもあるのですが動体視力が良く、動くものに対する鋭い感覚が近視を補っているとも言われています。
そんな動体視力が良いワンちゃんですが、色の識別が苦手でさらに近視のため、人よりも目がよくありません。そんなワンちゃんが、目の病気に罹ってしまった時は、さらに視力が低下する事が予想されます。
そんな繊細な目を持つワンちゃんだからこそ、眼科診療を通して目を守る手助けができればと思います。

貴重なお時間を割き、お読み下さいましてありがとうございます。
次回の眼科診察は12月9日となります。どうぞお気軽に受診下さいませ。

京都中央動物病院 眼科
高橋広樹
posted by Dr at 10:04| Comment(0) | 日記