2018年01月18日

ウサギの不正咬合

犬や猫に関する歯に関する情報はほかの先生が書かれると思いますので自分は、ウサギの歯について書きたいと思います。
永久歯は、上顎に切歯2対、臼歯6対、下顎に切歯1対、臼歯5対存在しており、生涯にわたって伸び続けます。
草を主食にしているウサギにとっては、草をすりつぶして食べるのでその時に歯が磨り減ります。
しかしながら、好ましくない咬み合わせのの状態になっている不正咬合では、上手く歯が磨り減りません。
不正咬合は遺伝性、顎関節疾患、歯周組織の感染、偏った食事内容などの要因があります。
上記のように、牧草特にチモシーが良いかと思いますが、牧草を中心に食べている場合は歯は よく磨り減りますが、ペレットでは、上下には動かしてしまい臼歯全体が使われません。
そうなると、臼歯が伸びやすくなるので注意が必要です。
不正に伸びた歯の一部が棘のように鋭くなり、舌、頬、口蓋に傷をつけてしまいます。
そうなってしまうと「食欲が無い」「食物を口から落とす」「食事のスピードが落ちる」「食べやすい柔らかいものは食べる」「よだれが増える」などです。
治療には麻酔下処置が必要になりますので、症状に心あたりがある場合は、お気軽にご相談下さい。

文責 京都中央動物病院
獣医師 山口 雅士
posted by Dr at 11:48| Comment(0) | 日記