2018年07月23日

ケージレスト

こんにちは。
ケージレストという言葉ご存じでしょうか?
ケージレストとは運動制限を行い安静にするという意味です。

椎間板ヘルニアのワンちゃんのメインとなる治療はこのケージレストとお薬です。
ケージレストの大きな目的は、破綻した椎間板線維輪の修復を待つこと、椎間板物質のさらなる脱出を防ぐこと、脊髄や靱帯の炎症を鎮めることにあります。

でもワンちゃんにどうやって安静してもらいましょう?
ケージやサークルを使用してその範囲で生活してもらいます。
目安は寝返りが打てて、歩いたり飛んだりできない程度の大きさで、体格の約1.5倍のサイズのケージが推奨されています。
ケージレスト中も1日数回は出してあげて様子を確認してあげましょう。
悪化がみられたらすぐに病院に連れてきて下さい。
破綻した椎間板線維輪の修復までの期間は2~6週と言われています。
ずっとケージの中でかわいそうに思えますが、ヘルニアの悪化を防ぐために非常に重要な治療になりますのでご協力お願いします。
痛み止めを飲んで『あれ?痛くなくなった!動けるぞ!』これは要注意です。
痛みは取れてもまだ損傷した部位は修復していません!
安静こそが修復への第一歩です。
お薬で痛みが取れ動き回るワンちゃんもいますが、安静にしてあげてくださいね。

最後に、私事ですが最近腰痛にみまわれ湿布と痛み止めを飲んで出勤し、痛みは緩和されたのでそのまま働いていたのですが、夜になりお薬の効果が切れてくると朝以上の痛みを感じ椅子の上から動けなくなってしまいました。
『なるほど、ケージレスト重要やな、、』そう思いました。

京都中央動物病院
文責 村彩帆
posted by Dr at 16:36| Comment(0) | 日記