その働きは多岐にわたり、血糖値のコントロールや成長に関わるものまで様々です。
では、その働きが弱まるとどうなるのか?
例えば糖尿病は内分泌疾患であり、インスリンの分泌が減っているまたはインスリンの受容体の反応性が落ちている状態です。
これによって血糖値が上昇し、恒常性が維持できなくなります。
内分泌疾患の臨床症状はそのホルモンの状態によって様々です。
脱毛という症状で目に見える場合もありますが、
体重減少や多飲多尿など非特異的なものも多いため外見だけでは判断することが難しい場合もあります。
このため内分泌疾患かどうかを診断する決め手は血中のホルモン濃度の測定になります。
最近年齢とともに元気がなくなってきた、食べているのに段々と痩せてきてるといったような様子が見られた場合は内分泌疾患のサインかもしれません。
是非一度ご相談いただければと思います。
京都中央動物病院
文責 松野成泰