2017年12月28日

眼科コラム;猫さんは近視

寒さも本格的になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は眼科コラム第二回目ということで「猫さんの見え方」についてです。

猫さんと言えば、小さいネズミさんを追いかけるくらい、目が良いと思われがちですが、実はすごく近視です。
人と比べて、5分の1程度しか見えていません。だからと言ってネズミさんや小鳥さんなどの獲物を狙うことができる動物であることに変わりありません。猫さんは動きに敏感で、昼でも夜でも獲物を捕まえることができます。
ワンちゃんと同様に赤色を緑色からほとんど区別することができませんので、色を見分けるのがあまり得意ではありません。
立体的に物を見る能力は高いですが、鼻先10cmから75cmの範囲でしかはっきりとは見えません。つまり、ひどい近視なのです。
視野は200度と広く、両目で立体的に見える範囲は90-130度とワンちゃんの二倍ほどになるため、猫さんは正確に獲物に飛びかかることができます。

また、暗がりでも物が見えます。これは猫さんやワンちゃんの目にはタペタム(輝板)という鏡の様な反射層があり、光を増幅します。暗がりで写真を撮った時に目が輝いて見えるのは、フラッシュの光を反射しているこのタペタムという構造のためです。

近視の猫さんにも、目の病気は多く、結膜炎から視力障害を来す白内障、緑内障や網膜剥離など様々です。そんな猫さんの行動の変化や目ヤニや充血等の異変がある時は、早めに眼科に受診することをオススメします。

眼.JPG

貴重なお時間を割き、お読み下さいましてありがとうございます。
次回の眼科診察は1月27日となります。どうぞお気軽に受診下さいませ。

京都中央動物病院 眼科
高橋広樹
posted by Dr at 11:26| Comment(0) | 日記
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