日本国内では初の装置で、同時に650nm,810nm,915nmの3波長による治療が可能な装置です。また、3波長による治療が可能だけでなく、出力が高く治療時間が従来のレーザー治療装置と比較し、短い時間で完了することができます。
レーザーには様々な治療効果があります。
代表的な効果には以下のものがあります。
1. 疼痛の緩和:レーザー治療は、関節炎、背中の痛み、神経性疼痛など多くの状況で有効に疼痛を減少させることが示されています。
2. 炎症の減少:治療レーザー光は細胞活性を刺激し、炎症を減少させ、治癒を促進します。
3. 血流の改善:レーザー治療は血流を増加させ、対象領域により多くの酸素と栄養を供給し、治癒の速度を上げます。
4. 組織再生の改善:レーザー治療は、傷害、手術、退行性の状況などによって引き起こされた組織の損傷を再生するのに役立ちます。
5. 必要な時間が最小:従来からの外科手術では全身麻酔などが必要となり、前日からの絶食や全身麻酔からの回復時間が必要ですが、レーザー治療にそのような時間は必要ではなく、外来診察で迅速に実施可能です。
実際にどのようなタイミングで用いるか?適応はどんな病気か?など具体的な質問がありましたら、ぜひ、実際の診療を担当している獣医師にお気軽にご質問ください。
京都中央動物病院
獣医師 村田 裕史
