2018年01月11日

動物の口臭

普段の診療の中で以外と多く耳にする口臭についてのご相談。
今回は口臭についてお話しさせて頂きます。

そもそも口臭の原因とは何なのか??

ヒトは口臭の原因となるものは色々と分かっており、以下のように分類されています。
生理的口臭(緊張時や空腹時などの口臭)
病的口臭(歯周病など)
飲食物・嗜好品による口臭(ニンニクやネギを食べた後など)
心因性口臭

動物の場合は明確に分類されてはいませんが、歯石の貯留や歯周病による口臭、嘔吐や下痢などの消化器症状からの口臭、腎疾患や糖尿病からの口臭があります。
飲食物・嗜好品に起因する口臭や心因性口臭に関してはまだ明らかとはなっていません。
口臭の多くの原因が口腔内の疾患を原因とするものですが、その他にも全身性疾患を背景に持つ場合もあります。
口臭が気になり始めたら一度ご相談いただけたらと思います。

文責:京都中央動物病院
獣医師 松野成泰
posted by Dr at 16:56| Comment(0) | 日記

2018年01月09日

歯@

新年あけましておめでとうございます。
Drブログ、久々の更新です。
各Drに歯のテーマで書いてもらったのでご覧下さい。

<<動物の歯式>>
歯式とは歯の本数、並びのことです。
歯式は動物種によって異なりますが、皆さんはご自分のワンちゃん猫ちゃんが(もしくはうさぎさんや別の動物さんかもしれませんが…)何本の歯があるかご存じですか?
永久歯の歯式を下に示します。左右同じ数なので片側のみの数です。
(上の顎/下の顎)の歯の数です。
       切歯   犬歯  前臼歯   後臼歯   総数
犬     3/3  1/1  4/4   2/3  42本
猫      3/3  1/1  3/2   1/1  30本
ウサギ   2/1  0/0   3/2  3/3  28本
フェレット 3/3  1/1   3/3  1/2  34本
ハムスター 1/1  0/0   0/0   3/3   8本

上表の数より多い場合は乳歯遺残があるかもしれないですし、少ない場合は歯周病で抜けてしまっている歯があるかもしれません。
歯みがきで口腔内を綺麗にする事は丈夫な歯を保ち、美味しいご飯を食べられる様にしてあげるだけでなく、口腔内腫瘍や歯周病の早期発見にも繋がる大切なスキンシップだと私は思います。
なので是非この機会に動物たちのお口の中を少し覗いて見て下さい。
歯みがきやお口を開けるのが難しい、そんな時は当院での診察やデンタル教室を是非ご活用して頂ければと思います。

文責 
京都中央動物病院
獣医師 梶原夕加
posted by Dr at 11:14| Comment(0) | 日記

2017年12月28日

眼科コラム;猫さんは近視

寒さも本格的になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は眼科コラム第二回目ということで「猫さんの見え方」についてです。

猫さんと言えば、小さいネズミさんを追いかけるくらい、目が良いと思われがちですが、実はすごく近視です。
人と比べて、5分の1程度しか見えていません。だからと言ってネズミさんや小鳥さんなどの獲物を狙うことができる動物であることに変わりありません。猫さんは動きに敏感で、昼でも夜でも獲物を捕まえることができます。
ワンちゃんと同様に赤色を緑色からほとんど区別することができませんので、色を見分けるのがあまり得意ではありません。
立体的に物を見る能力は高いですが、鼻先10cmから75cmの範囲でしかはっきりとは見えません。つまり、ひどい近視なのです。
視野は200度と広く、両目で立体的に見える範囲は90-130度とワンちゃんの二倍ほどになるため、猫さんは正確に獲物に飛びかかることができます。

また、暗がりでも物が見えます。これは猫さんやワンちゃんの目にはタペタム(輝板)という鏡の様な反射層があり、光を増幅します。暗がりで写真を撮った時に目が輝いて見えるのは、フラッシュの光を反射しているこのタペタムという構造のためです。

近視の猫さんにも、目の病気は多く、結膜炎から視力障害を来す白内障、緑内障や網膜剥離など様々です。そんな猫さんの行動の変化や目ヤニや充血等の異変がある時は、早めに眼科に受診することをオススメします。

眼.JPG

貴重なお時間を割き、お読み下さいましてありがとうございます。
次回の眼科診察は1月27日となります。どうぞお気軽に受診下さいませ。

京都中央動物病院 眼科
高橋広樹
posted by Dr at 11:26| Comment(0) | 日記